■ 抄録・要旨
| 1991年から浦和(現さいたま市)において、1992年から堂平山において、2000年から騎西において温室効果ガスである二酸化炭素及びオゾン濃度の観測を行っている。
二酸化炭素濃度の2000年度の年平均値は、浦和が399.2ppm、堂平山が379.0ppmで、過去9年間では両地点とも1年あたり1.8ppm濃度が上昇した。
オゾン濃度の2000年度の年平均値は、浦和が24.1ppb、堂平山が43.9ppbで、過去9年間では浦和で9.2ppb、堂平山で13.2ppb上昇した。
浦和及び騎西における二酸化炭素濃度の月平均値は、大気の安定する秋から冬に発生源の影響を受け高濃度となる特徴が見られ、年間を通して浦和が高濃度であった。これに対してオゾン濃度の月平均値は、浦和と騎西では年間を通してほとんど差が無かった。
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